「太陽光発電と補助金」
太陽光発電はエコロジーな発電システム。二酸化炭素削減目標を掲げる日本にとっても注目の発電システムです。クリーンであるため、助成金もあり、意外と早く元が取れる可能性もあります。太陽光発電の損益分岐点の解説です。
太陽光発電は、日光のエネルギーを使用可能な電気エネルギーに変える発電システムです。アメリカでは大々的な商用発電も行われていますが、日本では屋根の上に設置したソーラーパネルが一般的なイメージでしょう。
太陽光発電は「電気代が安くなる」と言われていますが、ちゃんと投資に見合った利益があるのか、つまり「元が取れるのか」が気になるところです。システム販売業者は「元が取れ、売電で儲けることも可能」と言いますが、胡散臭く感じることもしばしば…。ちょっと筋道立てて考えて見ましょう。
統計によると、最近の太陽光発電システムはkwあたり60万円程度になっています。kwというのは、システムの最大瞬間出力のことを指します。通常、個人住宅では3〜5kwのシステムを取り付けます。ですから、4kwシステムを採用するとして、240万円〜300万円くらいの初期投資になります。
次いでメンテナンスですが、稼動部はないため機械的メンテナンスはフリーです。ただ、部品によって経年劣化を生じるものがあり、特に重要なパワーコンディショナーは10年に一回交換することが推奨されます。それで、4万円程度が掛かります。
便益のほうですが、一般的なオール電化・エコキュートの家庭でkwあたり年間26000円前後の費用削減効果が見られるとの事です。それで、初期投資を削減効果量で割ると、60万円÷26000円=23。つまり23年使用したら元が取れるということになります。結構長いですね。
しかし、ここで登場するのが公的な助成制度です。クリーンなエネルギーである太陽光に、県や公的団体が補助金を出してくれます。例えば、東京都港区は対象経費の25%を、30万円を限度に助成してくれます。台東区は工事費用の10%を、やはり30万円を限度に補助してくれます。同じような制度が多くの自治体に見られます。これらを是非活用しましょう。
こうした諸々の助成金等を勘案すると、23年ではなく、15〜18年程度で損益分岐点を迎えることになるようです。いずれにしても、太陽光発電システムが安価な買い物でないことは確かです。信頼できる業者に相談して設置するようにおススメします。